SFA 78製品の機能内訳|1位は案件管理ではなく活動報告
最多は活動報告40製品で、案件パイプラインと売上予測は31製品ずつ。78製品中47製品はパイプラインの記述がなく、名前がSFAでも実態は日報・顧客台帳に近い製品が半数以上あります。
SFA 78製品に、7つの軸で記述があった数
掲載している SFA・営業支援カテゴリの78製品について、公式サイトに記述があった数を数えました。
| 比較軸 | 記述があった製品数 | 78製品中 |
|---|---|---|
| 活動報告 | 40 | 51% |
| スマホ入力 | 37 | 47% |
| 案件パイプライン | 31 | 40% |
| 売上予測 | 31 | 40% |
| 承認ワークフロー | 28 | 36% |
| 名刺OCR | 12 | 15% |
| 音声入力 | 5 | 6% |
1位が「活動報告」であることの意味
案件パイプラインでも売上予測でもなく、活動報告が最多でした。SFA は「営業の見える化」の道具として語られますが、製品側が前面に出しているのは日報・訪問記録を入れる機能だということです。
これは実態に合っています。パイプラインも売上予測も、元になるデータが入っていなければ動きません。日々の記録が入る仕組みを作るのが先で、分析はその上に乗ります。順番を逆にすると、予測画面はあるのに数字が入っていない状態になります。
パイプラインと売上予測が同数
どちらも31製品でした。この2つはほぼセットで実装されます。案件をステージで管理していれば、各ステージの確度から予測を出すのは自然な流れだからです。
逆に言えば、78製品のうち47製品はパイプラインの記述がありません。SFA という名前で売られていても、実態が日報・顧客台帳に近い製品が半数以上あるということです。案件の進捗管理が目的なら、この軸は必ず確認してください。
承認ワークフローは、業務システム寄りの証
28製品と、およそ3分の1にありました。見積書の承認、値引きの決裁、訪問報告の上長確認といった社内手続きを扱う機能です。この軸を持つ製品は、営業の道具というより業務システムとしての性格が強いと考えてよいでしょう。
関連して、SFA は共通軸のうち SSO(シングルサインオン)の記述が12製品と、他カテゴリより多くなっています。社内の ID 基盤に組み込んで使う想定の製品が一定数ある、ということです。
入力の手間を減らす機能は少数派
名刺OCR 12製品、音声入力 5製品。この2つだけが極端に少なくなっています。SFA が定着しない最大の理由は「入力が続かない」ことなので、ここが薄いのは示唆的です。詳しくは別の記事で扱います。
比較の進め方
- 何を管理したいかで軸を決める。日々の行動なら活動報告、案件の進捗ならパイプライン、社内手続きなら承認ワークフロー。名前だけで選ぶと目的とずれます。
- 入力する人の環境を確認する。外回りが中心ならスマホ入力(37製品)は必須条件になります。
- 既存のCRM・MAとの分担を先に決める。顧客情報をどちらに持つかを決めないと、二重管理が始まります。
- 料金は見積もり前提で動く。SFA は78製品すべてが金額を公開していません。機能で3社まで絞ってから、同じ条件でまとめて見積もりを取ってください。
この記事の集計について
集計対象は、当データベースで公開している397製品です。各製品の公式サイトを確認して記録した値を集計しており、他社の比較記事は参照していません。空欄は「機能がない」ではなく「公式サイトに記述が見つからなかった」という意味です。集計時点は2026年8月です。