AI記事作成に対応したSEOツールは9製品|生成AIの実装はどこまで進んだか
チャットボットの生成AI搭載65%に対し、SEOツールのAI記事作成は14%。掲げにくい3つの理由と、記事生成を別サービスで行う場合にSEOツールへ求めるべき前後の工程をまとめます。
AI記事作成に対応した SEOツールは9製品
掲載している SEO・コンテンツカテゴリの63製品のうち、AI による記事作成を明記していたのは9製品でした。14%です。生成AIがこれだけ話題になっている割に、SEOツールの機能としては少数派にとどまっています。
| SEOツールの軸 | 記述があった製品数 | 63製品中 |
|---|---|---|
| 競合分析 | 38 | 60% |
| キーワード提案 | 35 | 56% |
| 内部対策診断 | 33 | 52% |
| Search Console連携 | 30 | 48% |
| 順位トラッキング | 25 | 40% |
| AI記事作成 | 9 | 14% |
同じ「AI」でも、チャットボットとは差が大きい
比較のために、チャットボットカテゴリの数字を並べます。
| カテゴリ | 掲載数 | 生成AI関連の記述あり | 比率 |
|---|---|---|---|
| チャットボット・Web接客 | 89 | 58(生成AI搭載) | 65% |
| SEO・コンテンツ | 63 | 9(AI記事作成) | 14% |
65%と14%。同じ生成AIでも、機能として掲げるかどうかがカテゴリで大きく分かれています。
SEOツールがAI記事作成を掲げにくい理由
1. 成果の責任を負いにくい
チャットボットのAIは「登録した資料の範囲で答える」と限定できます。記事作成はそうはいきません。生成した記事が検索で評価されるかは、ツール側では保証できません。
2. 検索エンジン側の評価が読みにくい
自動生成されたコンテンツをどう扱うかは、検索エンジンの方針に左右されます。ツールの機能として前面に出すと、方針が変わったときに立場が難しくなります。
3. 役割が別ジャンルに移っている
記事を書くこと自体は、SEOツールではなく汎用の文章生成サービスで足りるようになりました。SEOツール側は「何を書くか」を決めるところ——キーワード提案56%、競合分析60%——に寄せています。
AIで記事を作るときに、SEOツールに求めること
記事の生成そのものを別サービスで行うなら、SEOツールに求めるのは前後の工程です。
- 前:何を書くかの根拠。検索されているキーワード、競合が押さえている論点、自社に足りていないテーマ。
- 後:書いた記事の効果測定。公開後に順位が付いたか、検索から流入したか、その先でCVしたか。
この2つを持つ製品なら、記事作成の機能が無くても運用は回ります。逆にAI記事作成だけがあって計測が弱い製品では、量産はできるが良し悪しが分からない状態になります。
確認の進め方
- 生成した記事を編集できるか見る。そのまま公開する前提の製品と、下書きとして出す製品があります。
- 生成回数の上限を確認する。月あたりの本数や文字数で制限がある場合があります。
- 公開後の計測とつながっているか見る。生成と計測が別画面だと、改善の輪が閉じません。
- 9製品しかないので、この軸で絞ると候補が偏る。まず調査・計測の軸で候補を作り、そのうえでAI機能を見てください。
この記事の集計について
集計対象は、当データベースで公開している397製品です。各製品の公式サイトを確認して記録した値を集計しており、他社の比較記事は参照していません。空欄は「機能がない」ではなく「公式サイトに記述が見つからなかった」という意味です。集計時点は2026年8月です。