セキュリティ認証を確認できたのは83製品|ISMS・Pマークの取得状況
397製品のうち認証を明記していたのは83製品(ISMS 52・両方19・Pマーク12)。CRMで比率が高くSEOで低い理由、認証だけでは足りない確認事項、SSO対応43製品との組み合わせ方をまとめます。
セキュリティ認証を確認できたのは83製品
397製品のうち、公式サイトで ISMS(ISO/IEC 27001)または P マーク(プライバシーマーク)の取得を明記していたのは83製品でした。内訳です。
| 取得している認証 | 製品数 |
|---|---|
| ISMS のみ | 52 |
| 両方(ISMS と P マーク) | 19 |
| P マークのみ | 12 |
ISMS を持つ製品(52+19=71)が、P マークを持つ製品(12+19=31)の2倍以上あります。BtoB のツールは扱うデータが「取引先の企業情報」であり、個人情報より情報資産全般の管理が問われるためと考えられます。
カテゴリによって、認証の出方が違う
| カテゴリ | 掲載数 | 認証の記述あり |
|---|---|---|
| チャットボット・Web接客 | 89 | 25 |
| CRM・顧客管理 | 63 | 25 |
| SFA・営業支援 | 78 | 19 |
| MA(マーケティングオートメーション) | 35 | 9 |
| SEO・コンテンツ | 63 | 5 |
目立つのは CRM です。63製品中25製品と、掲載数の割に高い比率でした。顧客の氏名・連絡先を預かる性質上、認証を掲げないと検討の土俵に乗らないという事情がうかがえます。逆に SEO は63製品中5製品と少なく、扱うのが自社サイトの検索データであることが影響していそうです。
認証だけでは足りない場面
情報システム部門の確認事項は、認証の有無だけでは終わりません。当データベースで関連する軸を並べると、対応が明記されている製品はさらに絞られます。
| 確認事項 | 記述を確認できた製品数 |
|---|---|
| セキュリティ認証(ISMS / P マーク) | 83 |
| SSO(シングルサインオン) | 43 |
SSO は43製品と、認証を持つ製品の半数程度です。社内の ID 基盤に寄せて管理したい場合、この条件を先に立てるとかなり候補が絞れます。カテゴリ別では SFA が12製品、CRM が11製品と、業務システム寄りのカテゴリに集中していました。
確認の進め方
- 認証は「有無」ではなく「範囲」を見る。ISMS は取得している事業所や事業範囲が登録されています。会社として取っていても、その製品を運用している部門が範囲外ということがあります。
- データの保管場所を聞く。認証の有無と、データが国内にあるかは別の話です。海外リージョンに置く製品もあります。
- SSO が要るなら最初の条件にする。43製品しかないので、後から探すより先に絞ったほうが早いです。
- 空欄を「未取得」と読まない。認証を持っていてもトップページに書いていない製品はあります。候補に残っているなら直接確認してください。
この記事の集計について
集計対象は、当データベースで公開している397製品です。各製品の公式サイトを確認して記録した値を集計しており、他社の比較記事は参照していません。空欄は「機能がない」ではなく「公式サイトに記述が見つからなかった」という意味です。なお広告運用・SNS埋め込みウィジェット・フォーム営業の3カテゴリは比較軸の記録が進んでいないため、集計に現れる数は実態より少なくなっています。集計時点は2026年8月です。